日本一の山、富士山五合目で星空の撮影をしてきました。
日本最高峰の世界文化遺産
富士山は世界文化遺産にも登録された独立峰で、高さは3776mあります。国内外でも日本の象徴としても広く認知された、有名な山ですね。富士山五合目は何ヵ所かありますが、今回私が訪れたのは富士宮ルート五合目です。メジャーどころでいうと吉田ルートがありますが、天候の関係で、富士宮ルート五合目となりました。ちなみにですが、このふたつの五合目登山口は標高が2000mを超えており、星空撮影には非常に適したスポットとなります。
メジャーな五合目は4カ所
- 吉田ルート(富士スバルライン五合目)=標高2305m
- 富士宮ルート(新富士宮口五合目)=標高2390m
- 須走ルート(須走口五合目)=標高1970m
- 御殿場ルート(御殿場口新五合目)=標高1440m
新富士宮口五合目で撮影
APS-Cとマイクロフォーサーズの2台体制
今回はニコンのD5300にトキナーのAT-X 116 PRO DXⅡという広角レンズをつけたシステムと、オリンパスのPEN LITE E-PL7にキットの14-24mmのパンケーキをつけ、撮影にチャレンジしました。とかく、センサーの小さなマイクロフォーサーズのPEN LITE E-PL7は暗所での撮影には不安がありましたが、ちょっとやれるだけやってみようということで持ってきたのと、コンパクトなカメラなため、ふだんですと、街撮りスナップ用にしか使っていなかったため、こういう撮影に耐えられるかどうかの実験を兼ねた遠征およびシステム構成となりました。
D5300での設定
- ボディ側はマニュアルモード
- レンズ側はマニュアルフォーカス、手ブレ補正オフ
- ISO3200、SS30”、F値は解放
- レンズは一番広角端
空の様子を見ながら、いざ撮影開始 チャレンジしてみて今回はこんな感じに撮れました↓↓↓
オリンパスのPEN LITE E-PL7の場合
- カメラをマニュアルモードに設定
- カメラ側でフォーカスモードをマニュアルに設定
- シャッタースピードを30”
- ISO感度を3200に設定
- レンズを一番広角端
- F値は解放
EVFのないE-PL7では、背面液晶でピントを確認するしかありません。一度撮影して、写真を確認して、ピントがずれているようであれば、ピントリングをちょっとずつずらし、星が丸く写るように設定していきます。なお、PEN LITE E-PL7はマニュアルモードにすると露出補正がいじれなくなるようで、今回はEVが+3と大幅に明るくなってしまいましたが、修正の仕方もわからず、そのまま撮り続けました。
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まとめ
夏山の登山シーズンを過ぎると、五合目の駐車場への道が閉鎖されるようですので、撮影にいらっしゃる際は、事前に調べてからお出かけください。また、標高が2000mを超えるということで、夏場でも夜になると大変寒くなりますので、最大限の防寒対策を。私が撮影に出かけたのはお盆過ぎ。撤収したのは午後9時ころでしたが、時間がヤバイのではなく、寒くていられないというのが理由でした。晩夏というか初秋の時期でしたが、撤収時の気温は2.2度ということで、東京の真冬の最低気温みたいな状態での撮影となりますので、寒さ対策はバッチリしていきましょう。星空の撮影は、私の経験上、2時間程度は撮影していると思いますので、体温を奪われないよう、十分注意して撮影をお楽しみください。