世界貿易センタービルはJR浜松町駅に隣接した40階建ての超高層ビルで、会議室・展示場・結婚式場・展望台・レストラン街などを備えた多機能ビルです。世界貿易センタービルの展望台シーサイドトップは三脚の使用が可能な展望台ということで、夕方から夜にかけては三脚を持った多くの撮影者が集まります。入場料は620円でした。
世界貿易センタービル
40階には展望台シーサイドトップがあり、東、北、南の270度は開けていて、眺望を楽しむことができます。かつては、西側も開けていて、特に西側の窓からは東京タワーや富士山を見ることができるとてもすばらしい展望台でしたが、西側のとなりにも世界貿易センタービルと同じくらいの高さのビルが建ってしまい、西側の眺望をつぶされてしまったため、東京タワーを見ることのできる窓が北西側の一部に限定されてしまい、夕方から夜にかけてはその窓のところが大変混雑するスポットとなってしまいました。
こんなかんじ↓↓↓
夜景が撮りやすい
夜になると室内灯を落としてくれるので、非常口などの照明はちょっとジャマですが、夜景の撮影はとてもしやすく、三脚使用を許可しているほかの展望台と比べてもとても撮影者に配慮してくれている展望台というふうにかんじます。ちなみにですが、私が撮影をしていたときに、忍者レフ板を用いて撮影をされている方もいらっしゃいましたが、展望台の方に注意されていたので、忍者レフ板の使用は禁止のようです。反射対策として、C-PLフィルターがあるといいと思います。ホント、とても撮影しやすい展望台です。トリップアドバイザーでも日本の行ってよかった展望台の9位に選ばれているということで、このあたりも撮影者だけでなく、一般の方にも楽しめるいい展望台ということで評価されているところなのだと思います。
過去に訪れたのも同じくらいの季節だったように記憶しています。そのときはハロウィーンの飾り付けがしてありましたが、今回はまだちょっと早いということで、ちょっとしたデコレーションはありましたが、ハロウィーンがらみということでもなく、ちょっとさみしいかんじがしました。
北西側の窓は大混雑
先ほども述べたとおり、一部の窓に多くの方が集結しますので、周りの撮影者の迷惑にならないように撮影をしないといけません。私は膝をついて撮影していましたが、かなり窮屈な状態で膝をついていたので、膝がとても痛くなりました。つぎに訪れるときには、クッションも持っていきたいと思いました。
ビル取り壊し!
この世界貿易センタービルですが、都市計画により2021年度に解体されるそうです。ウィキペディアで調べると、浜松町二丁目4地区という都市計画に該当するそうで、ほかのビルと併せて、キレイに建て直されるのではないかと思われます。解体される前にもう一度行ってみたいとは思いますが、建て直しの際は、ぜひ、西側の窓の眺望も復活させていただいたいと思います。
撮影してみた
今回はニコンのD850にタムロンのSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2と同じくタムロンのSP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2を組み合わせ撮影してみました。最近、GoPro Hero7 Blackも購入したので、使い方があまりよくわからない状況でしたが、こちらでも撮影してみました。
暗くなったタイミングでの一枚↓↓↓
空の色がちょっとビミョーだったので、こんなときにはハーフグラデーションフィルターがあるとよかったのかもしれません。Cokinの青のハーフグラデーションフィルターをフォルダーと併せて買っていたのですが、ずーっと使わずじまいできてしまっていたため、こんなときには威力を発揮するのかもしれませんね。
GoPro HERO7 Blackでも撮ってみる
GoProについては使い方がほぼわかっておらず、期待していたような画を撮ることができませんでしたが、事前に落として置いたiOSアプリ、GoProを使い、タイムラプス写真という機能を使い、150枚ほどの写真を撮ることができたので、AdobeのPremiere Elementsを用い、タイムラプスを作ってみました。
GoProで撮影したタイムラプス写真をAdobeのPremiere Elementsでつなぎ合わせてみました↓↓↓
GoProはかなり広角に撮影することができ、夜の撮影にも対応しているようですので、コレについては、もう少し使い込んで使い方を理解したいと思います。Protuneという項目を設定することで、デジタル一眼レフカメラのマニュアルモードのような設定をすることも可能ですので、写真だけでなく、動画も含めてちょっと学んでいきたいと思います。特に、動画については、知識がないため、どう撮るとどうなるというのがよくわかっておらず、Premiere Elementsもどうすればいいのかイマイチですので、これから少しずつ、動画の編集についても理解を深めていきたいと思います。
ピントが甘い?
撮影に用いたタムロンの2本のレンズは、C-PLフィルターの影響からか、ピントがちょっと甘めにかんじます。シグマに比べるとピントが甘いといわれるタムロンですが、C-PLフィルターを外し、レンズプロテクターだけにすれば、かなりシャープに撮ることができますので、反射対策を考えて、C-PLフィルターを使わずに撮影することも考慮して撮影できればよかったかと思います。
設定
ニコンのD850は高ISO感度にも強く、手持ちでもおそらくキレイな写真を撮ることができると思いますが、私は、三脚にカメラを据えて、低ISO感度、スローシャッターで撮影する派です。
- マニュアルモード、マニュアルフォーカス、手ブレ補正オフ
- ISO100、F13とか
- シャッタースピードは露出計を見て、プラスマイナスゼロくらいになるようにする
今回はちょっと絞り気味で撮りましたが、F8くらいから撮り始めてみて、ご自身のお好きな感じの被写界深度を探してみるといいかもしれません。ちなみにですが、絞ると強い光源からは光芒が出ます。光芒はレンズの絞り羽根の枚数と関係があり、絞り羽根が偶数ならその数が、奇数ならその倍数が出ます。レンズ選びの際には絞り羽根の枚数も気にするといいかもしれません。
まとめ
世界貿易センタービルの展望台は三脚使用の可能な展望台ですが、西側の建物に遮られ、ちょっと残念な眺望になってしまいました。調べるとプランなんかも出てくるのかもしれませんが、できれば、西側の建物よりは高い位置に新たな展望台が作られるといいなーと思っています。平日に訪れてもこんなに混雑しているとは思いませんでした。東京タワーを見るには六本木ヒルズの展望台もいいですが、値段も高いので、はやり、世界貿易センタービルのほうが魅力があります。24-70mmのレンズが一本あれば、とりあえず撮影には問題がないと思います。みなさまも、取り壊し前に一度訪れてみてはいかがでしょうか。きっと、ステキな夜景に出会えますよ。