忍者レフ板とはよしみカメラから発売されている折りたたみ式のレフ板で、ボーイング787の窓用とか、小さいものとか何種類かのバリエーションがあります。
レフ板とは
そもそもレフ版とは、逆光下の被写体が暗くならないように光を反射させて被写体を明るくするもので、そのもの自身はは光らず、ただ、太陽光などを反射させて、暗くなった被写体を反射光によって明るくする働きをするだけのものです。これは、ライティングの考え方のお話になり、説明も複雑になるため、今回はレフ板の表面的なお話のみで、ライティングシステムについては触れないでおくこととします。レフ板は通常表裏が違う色になっており、よしみカメラの忍者レフ板は一方が白、もう一方が黒になっています。白いレフ板は光を柔らかくする効果があり、黒いレフ板は反射を低減させる効果があります。
ランドマークタワーへ行ってみる
今回は東京を離れ、ちょっと遠征して横浜のランドマークタワーへ行ってきました。調べてみると、わりと三脚使用可能な展望台があったりしまして、ここ、ランドマークタワーも三脚の使用をとくに禁止していない展望台がある高層ビルです。
ランドマークタワーとは
ランドマークタワーはMM21の中核をなす高層ビルで、ホテルやオフィス、ショッピングモールなどからなる複合商業施設で、2014年に開業したあべのハルカスに次いで、2番目に高い高層ビルということです。地上70階建て、高さは296.33mあるそうです。69階にある展望デッキまでは分速750mの超高速エレベーターでつながれています。ちなみに最上階の70階はホテルのラウンジになっているそうです。ランドマークタワー展望台は360度開けており、足下にはコスモクロック21で有名なよこはまコスモワールドや、遠く、風の塔や富士山や丹沢の山々が見えたりして、天気がよければ、とても素晴らしい眺望に出会うことができます。入園料は大人1,000円でした。
ランドマークタワーへのアクセス
ランドマークタワーへはJR京浜東北線の桜木町駅が便利です。東口におりて、エスカレーターをあがり、動く歩道に乗ると勝手に連れってもらえます。JR横浜駅からも歩けますが、ちょっと距離があります。ただ、MM21の高層ビル群を楽しみながら、ニュースでちょっと話題の日産のグローバル本社を見たりして、楽しい散歩道ではありますが、重たい機材を持ちながらですと、ちょっと大変かもしれません。
ラウンジでほっと一息
展望台に到着したのは午後3時ころ。日没までにはちょっと時間があったので、展望ラウンジにあるバーでいっぱいやりながら、時間をやり過ごしました。ちなみにコーヒー430円、ソーセージの盛り合わせが800円くらいだったと思います。ちなみにですが、ラウンジの外、窓辺には大きなソファが置いてあり、ラウンジを使用される方はその大きなソファを利用することが可能なようで、ほしい構図があれば、そこで待つということもできますね。
撮影開始
日没時刻近くになったため、西側の窓に行ったところ、ちょうど、山に陽が入るタイミングでした。山からは霧が下りてきており、幻想的なかんじでした。富士山もうっすら見ることができましたが、少し水気のある空模様でしたので、淡くかすんで見えるようでした。
丹沢の山々から霧が下りてきているように見えます。
この時間帯の太陽の色が好きです。
完全に暗くなったので、大観覧車を撮ってみました。時々刻々と色が変わるので、今回撮れたのはこんなかんじの色。F11、ISO6400で手持ちで撮影しています。
忍者レフ板の使い方
完全に暗くなったので、三脚を立て、忍者レフ板を広げ、撮影再開です。今回は反射を消すのが忍者レフ板の役割ですので、黒いほうのガラス面につけ、撮影するのですが、最初、要領を得ず、レンズをレフ板に突っ込みすぎて、レフ板が用をなしませんでした。ということで、ちょっと、レフ板をつける位置を調節して、レンズがギリギリかかるくらいのところで撮影すると、非常によく撮ることができました。三脚OKということで、三脚にカメラを据えて撮影もしてみました。いつもどおりマニュアルモード、マニュアルフォーカス、手ブレ補正オフです。夜景が明るいのでオートフォーカスで全然問題ありませんが、撮影する際は、オートフォーカスと手ブレ補正機構をオフにします。
私の力では上の写真が手持ちで精一杯といいますか、キセキ的に撮れた1枚でした。これ以上シャッターが遅くなると、確実に手ブレすることがわかっていたので、三脚に固定して撮影しました。SS30″です。
北側の窓になるのでしょうか?横浜駅方面を撮影しました。こちらも三脚に固定し、30”シャッターです。
ランドマークタワーからは横浜スタジアムも見えましたよ。スタジアムに灯が入っているということは、試合が開催されていたのでしょうか?
奥に光るオレンジ色がナゾです。
日本丸とコスモクロック21
展望台での撮影を終え、大桟橋のほうまで歩いて行くことも考えましたが、次の日のことを考え、下に係留してある日本丸と大観覧車コスモクロック21を撮影して撮影を終えました。
まとめ
今回はよしみカメラの忍者レフ板を使用し、ランドマークタワーからの夜景を撮影してみました。コンパクトとはいえ、レフ板はわりと大きく場所をとりますので、ほかの撮影者や夜景を楽しまれている方のジャマにならないように配慮をしましょう。独占的に使うというのはルール違反ですので、そういったことはやめましょう。また、桜木町駅界隈は撮影スポットが多く点在し、赤レンガ倉庫や象の鼻パークなど、ランドマークタワーや大観覧車をバックに、ポートレートを撮ってみるのもいいですね。その際は今回とは反対側の白のレフ板を使って、光の当て方を考えてみましょう。柔らかな光が被写体にのると柔らかいかんじの写真を撮影することができます。みなさまも、ぜひ、レフ板を使って撮影を楽しまれてみてはいかがでしょうか?ステキな写真を納めることができますよ。
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